MK_Academy

我々人間に必要不可欠なのに、今や絶滅の危機に瀕しているモノたち

それがミネラル族である

知られざる彼らの生態を探るべく、我々はミネラル族が暮らすミネラル島に上陸した…

ミネラル島の大冒険・5　～亜鉛編～

【調査４日目】

我々が海岸沿いを歩いていると、ふと目に止まるものがあった

ほど近い海上に、養殖場のようなものが見えるのだ

 

周りに注意しながら、少しずつ歩み寄り観察すると

それは貝・・・どうやらカキのようだ

我々は、カキに住み着いている豪勢なミネラルを発見した

 

足元に目を落とすと、牡蠣の貝殻が並べられている

すると、後方で双眼鏡を覗いていた隊員が叫んだ

「隊長！貝殻が文字のように見えるであります」

「A…E……N……　エーイーエヌと読めるであります」

 

私は暗号かと思い必死に考えた

「エーイー・・・エヌ、エーイー…そうか、アエンだ！

 

砂浜に貝殻でオシャレに名前を描く、少数派の彼らは亜鉛一族のようだ

 

その後の調べで、彼らは食肉類、うなぎ、数の子など

動物性の食材を好んで住んでいることもわかった

 

なかなかゴージャスな生活をしている彼らだが、ヒトとの関わりは、とても深い

 

彼ら亜鉛たちの主な仕事は、新しい細胞を作る手伝いをすること

新しい細胞を生み出してくれるということは、新陳代謝が活発になり、免疫機能が高まるということ

 

かなりヒトにとって重要である

もういっそのこと「亜鉛様」と呼んだ方が良いのではないだろうか

 

そして、逆に亜鉛様にそっぽを向かれてしまうと

味がわからなくなる、抜け毛が増える、風邪をひきやすくなる・・・

などのひどい仕打ちを受けることになる

 

その仕打ちを喜んで享受したい、というM寄りの方は良いが

S、もしくは中性の方は、今からでも遅くないので摂取することをお勧めする…