ミネラル島の大冒険・7~カリウム編~

我々人間に必要不可欠なのに、今や絶滅の危機に瀕しているモノたち

それがミネラル族である

知られざる彼らの生態を探るべく、我々はミネラル族が暮らすミネラル島に上陸した…

ミネラル島の大冒険・7 ~カリウム編~

調査開始5日?6日?・・・ん~、もう数えるの面倒くさい

コホン、失礼

昨日我々は、思いがけずマンガンとの接触に成功した

 

とても大らかな、そのミネラル柄に触れて感動を覚え

後ろ髪を引かれる思いで、マンガン村を後にした我々一行は

さらに、島の中心を目指して歩き出した・・・

 

ほどなく、多くのミネラルが行きかうにぎやかな集落を発見

集落の中は、サツマイモ、インゲン、バナナ、メロンなど

まるでスーパーの青果売り場のように様々な野菜と果物で溢れている

 

ここに暮らしているミネラルたちは、何者だろうか?

我々は今までの経験から、血眼になって表札を探した

 

・・・あった!

「ミネラル島 カリウム区 第4班長の家」

これには、驚愕した

ミネラルの社会にも、我々ヒトと同じくとなり組制度があったのだ!

我々が考えているより、遥かに成熟した社会なのかもしれない

 

ヒトの体、1kgあたり2gも存在すると言われているカリウムたち

我々ヒトとかなり密接な関係にあるようだ

 

彼らカリウムは、ヒトの血圧を正常に保つことをライフワークとしている

これができないと、一人前のカリウムとして認めてもらえないという

 

また、筋肉の動きをスムーズにしてくれるので

運動前に一声かけると、喜んで協力してくれる

 

彼らは数も多く、我々ヒトに協力的でいつも見守ってくれている

歓迎会で出されたバナナがとても美味しかったので、

我々もこれからは探検のお供に、バナナを食すことを明記しておこう

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