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我々人間に必要不可欠なのに、今や絶滅の危機に瀕しているモノたち

それがミネラル族である

知られざる彼らの生態を探るべく、我々はミネラル族が暮らすミネラル島に上陸した…

ミネラル島の大冒険・2　～マグネシウム壱編～

 【調査2日目】

昨日調査をしたカルシウム一族だが、気になることが一つあった

カルシウムたちの作業を監督しているモノがいたのだ

その出で立ちから明らかにカルシウム一族ではないようだ

我々は作業を終え、引き上げていく彼らの後を追跡した…

彼らの住まいは海のそば、中でもワカメ・ヒジキなどの海藻がお気に入りのようだ

少数派だが、豆類やナッツ類に居を構えるモノもいる

彼らの正体は、マグネシウムだった！

寝静まった後、表札を確認したから間違いない

彼らもまた、ミネラル島の中では大所帯のようだ

かなり偉そうに振る舞っているモノたちが多いが、それも当然

彼らは、とても重要な役割を担っているのだ

昨日我々が目撃したように、カルシウムの働きを監督するだけでなく、

ヒトの体内で働く酵素たちに指示も出しているようだ

しかも手下の酵素は、およそ３００種類もいるのだ

この数も、日本野鳥の会の方々に協力をあおぎ、カウントしたので間違いないだろう！

つまり、彼らマグネシウムがいなくなると、体中の酵素が怠け始め

ヒトの体の至る所の機能が、極端に低下することが予想される！

そしてさらに驚くべき実態が明らかになるのだが・・・

▶その弐へ続く